2010年01月01日号

なるように・・・


パンツを脱いで寝よう…という「脱パンツ健康法」が話題になってから20年くらいになると思う。五輪橋産科婦人科小児科病院の丸山淳士院長が、パンツを脱いで寝ると健康に良い、婦人病の8割、ほかの病気の6割が治る…と説いた。丸山先生に「締め付けたり保護し過ぎたりすると、人に自然に備わっている体温調節の機能が狂って、冷え性だけでなく種々の病気につながる」というようなことを教えてもらった記憶がある。


   家の中で子供に靴下をはかせるのを心配する声を何回も聞いた。自然に順応できる体作りをしながら成長して行く子供を、大人の感覚で甘やかし過ぎるのは、大人の身勝手だ、という指摘だった。神経質に無菌化して逆に抵抗力を失ってしまうケースも同じだ。


   体にも心にも、下手な過保護は邪魔になるらしい。寒さにさらされて寒さに強くなるように、ストレスに強くなるには、ストレスに鍛えられる必要があるのだそうだ。パンツをはいて寝巻きを着て電気毛布もかけて、一生懸命自分をいたわっているつもりで、それでかえって体を弱くして病気になってしまうような皮肉な側面が、今の世にはあるのではないか。


   「苦労は買ってでもしろ」と昔の人は言ったし、「苦は楽の種」と言うではないか。子供の頃、大風が吹いたりすると、「風吹け!もっと吹け!!」などと叫んで風に立ち向かった思い出…何だか勇気が湧いてくる気がして、心が弾んだのを覚えている。人にはどこか、困難に立ち向かう試練を喜ぶ本能みたいのもある気がしてしようがない。本来きっとたくましいのだ。


   人にどう思われるかなどとうじうじしてても誰も何もしてくれない。子供が風に挑むように、見栄も衒(てら)いもなく素っ裸でぶつかって行きたい…と今年は思う。だめならだめでそれもきっと修行の内だと思えばいい。そう開き直って…後はケ・セラ・セラ。なるようになる…。


   どうぞ良い年をお過ごしになられますように…。


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