2010年01月01日号

白内障で目がかすんできたら


新聞やテレビの画面がよく見えない。家の中でもつまずきやすい、逆光や天気の良い日はまぶしくて目が開けられない。車の運転の際に、薄暗くなると人影が見難い、対向車のライトが目に反射する、センターラインがダブって見えるなど、50歳を超えて見え方になにか変化が現れてきたら、いつから始まってきたのか思い出してください。数年前から徐々に進行してきたのであれば、白内障の可能性が高く、日常行動に支障が出てきたら手術が必要となります。特に食事の支度の際にガスコンロの炎が見難くいと、着衣着火による大やけどや、火事の原因になるので大変危険です。


   手術は濁った水晶体を取り出し、人工レンズを挿入します。特別な理由がない限り、時間は20~30分程度で、日帰り手術が出来ます。心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、糖尿病、高血圧などの病気があっても、症状が安定していれば大きな支障はありません。血液をサラサラにする薬を服用したままで手術をしても大丈夫です。


   次の日から日中は眼帯をはずして生活ができますが、一番注意をしなければならないのは、傷口から細菌が眼球内部に侵入し眼内炎を起こすことです。眼内炎が発症すると高度の視力障害を起こし失明の危険が高いため。傷口が開いて細菌が入らないよう術後1週間程度は洗顔禁止です。また就寝中に不用意に眼球を圧迫しないよう保護用の「当て金」をします。抗生物質や抗炎症剤による治療も一定期間行います。


   見え方の変化ですが、術後は水晶体の濁りがなくなるため視野全体が明るくなります。視力は、水晶体混濁がなくなった分改善します。これはメガネなしで近くも遠くもハッキリ見えるということではありません。人工レンズのピントの位置や乱視の有無により少なくとも1つはメガネが必要になると思ってください。術後2~3ヶ月を過ぎれば傷口はすっかり修復され視力は安定化します。


   さあ明日からは、視界スッキリ、さわやか生活を始めましょう。


嵐 CD

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