2010年02月19日号

冬と目の病気②


最近は徐々に日が長くなり何となく春の気配を感ずるようになりましたが、目の具合は如何ですか。昨年の暮れから、涙が出る、ごろごろする、目が痒いなどの訴えが急増しています。これらの症状は、結膜、角膜、まぶた、涙嚢など、いわゆる外眼部といわれる眼球を取り巻く組織に、何らかの異常が起きたときに見られる症状です。そこでこの季節に多くなる外眼部の病気についてお話しします。


   数の上で最も多いのは結膜炎です。原因は色々ありますが最近特に気になるのはハウスダスト(家の中の微細なゴミ)が関係するアレルギー性結膜炎です。密閉された家の中で一日中暖房していると微細なゴミの室内浮遊が増加し、目に付着して炎症を起こします。家の中で犬ネコなどの動物を飼育している家庭では、アレルギーの危険性が更に高まります。こまめに掃除をすること、最低一日1回は窓を開け放し、室内の空気の入れ換えをして、また保湿にも気をつけてください。意外やいがい、という結膜炎もあります。流行性角結膜炎、いわゆるウイルスによる「はやりめ」は一昔前には夏に多い学童の結膜炎と思っていました。しかし、最近は時期、年齢を問わず、冬にもかかわらず、成人にも感染が確認されるのです。「1~2日前から急に片方の目が充血してゴロゴロし、めやにが出る」と訴える患者さんにウイルス検査をすると陽性反応を示します。感染力が強いため流行を押さえる適切な対策を講じなければなりません。


   ドライアイもこの時期には問題です。暖房により室内が乾燥すると目が乾き、ゴロゴロしたり目の充血・かゆみが現れます。もともと涙が不足しているドライアイの人は更に症状が悪化します。逆に乾燥が刺激となり反射性に涙が湧き出して涙目を訴えることもあります。コンタクトレンズを常用していると涙の蒸発が促進されドライアイの悪化から角膜表面に危険なキズを作ります。


   涙の排出管(鼻涙管)が元々詰まっていると涙が増加し、まぶたの炎症を起こします。


Zoom ハンディレコーダー

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