2010年02月26日号

ある冬の日々…寂しい…


○月○日…石狩市出身の國母和宏選手(21歳)。惜しい競技でメダルには届かなかったけれど、スノーボードで世界8位入賞。すごい。空港での腰パン・シャツ出しスタイルと、「チッ、うるせーな」「反省してマース」会見に大騒ぎ。全日本スキー連盟はオリンピックに出さないと言うし、国会でも論議になった。若い世代を子に持つ親は、我が子と同じスタイルでさほど奇異に感じなかった人も多いのではないか。それにしても、国会で取り上げる問題ですか?


   ○月○日…群がるマスコミ、同じ質問、國母選手が「うるせーな」と思わずつぶやいた気持ちもわかる気がする。それがマイクに拾われた。2/19付スポーツニッポンに、エッセイストの吉永みち子さんが、「(何でこんなに大騒ぎされるか理解できない)苛立ちと納得できない不信が(会見に)見えた」と書いていた。戦いを前に精神的にも過敏になる選手、しかも若い。それを世間(マスコミ?)のバッシングから守りもせず、むしろ批判のやり玉に挙げられることを恐れ保身に回って攻撃した大人たち、スキー連盟や五輪幹部。(身を張って)選手を守りつつ深いところで何かを気づかせ、国を代表する自覚を育てることが、大人が真剣に若い人と向き合うということではないか…と吉永さんは“大人気ない大人”に幻滅する。それにしても、ただただ謝る隣町・石狩の両親がかわいそうだった。


   ○月○日…「必殺仕事人」中村主水(もんど)、「はぐれ刑事純情派」安浦刑事、「剣客商売」秋山小兵衛…大好きだった俳優の藤田まことさんが亡くなった。2月17日朝、大動脈からの出血だったという。76歳。昭和37年からの「てなもんや三度笠」が大ヒットした後、仕事が激減し、4年余りキャバレー回りをした。「必殺…」で再び人気を集めたが、夫人の事業の失敗で莫大な借金に追われ続けたという。人が生きるということの泣き笑いを身の奥底に湛(たた)えたような、深い人情味に触れるのがうれしくて、「必殺…」と「剣客…」は1度も欠かさず見た。寂しい…。


斉藤和義 CD

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