2010年03月05日号

物忘れ…病的?生理的?


朝、わが家を出るのは5時40分、地下鉄東西線西18丁目駅へは徒歩で10数分、一番電車が6時11分で6時34分に新さっぽろ駅着。バスターミナル7時25分発のバスに乗り換えてクリニックには7時45分頃に到着する。この間は私の貴重な読書時間である。クリニックに到着したときには既に看護師が到着している。パソコンやX線装置、内視鏡洗浄機に電源を入れ、前日に書いた紹介状などの書類を印刷し、診療用の服に着替える。


   着替えのためセーターを脱ぎ、思わず笑ってしまった。セーターの下にパジャマ!…その日は早めに目が覚めたが、シバレた朝でパジャマの下に長袖のシャツを着込んで読書、いつもよりも遅く起床したため急いで着替えたことを思い出した。ついスタッフ達に喋ってしまい、「先生にも遂にやって来たか」と冷やかされた。


   道で見知った人に出会ったときや、テレビに映し出された歌手などの名前が出てこない、何かの用事のための行動の途中で目的を忘れ元の場所まで戻って思い出す。こうした経験は誰にでもあるが、加齢とともに頻度が増す。物忘れ、間違いや勘違いに気づき途中で修正できるのは正常あるいは生理的な現象。だが、自分が正しいと思い込んで他からの忠告を聞き入れない、さらには辻褄を合わせるために作り話をする、このような行為は病的なもの。初期アルツハイマー病の患者さんは、実に見事な小話を作り上げ、周囲の人を煙に巻く。


   この文章を書くにあたり、妻やスタッフ達から「先生も遂にボケたのか!と思われるから、書くのは止した方が良い」と忠告された。「今回の出来事は誰にでも起こること、ただ『物忘れが病気?』と思い悩んでいる人達のために、ぜひ書かないと」と反撃した。この忠告を聞き入れない態度や反論が理屈に合わないかどうか、判断するのは読者に任せる。たぶん、私の意見に賛同する人は正常。生理的と思って下さい!


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