2010年03月19日号

今年のペチュニアは!


今季の冬は、現在までのところ極端な寒波や大雪もなく、比較的穏やかな冬だったと言えるだろう。診察室にいると、窓からの陽射しが日毎に強くなり、春の訪れが近いことを知らせてくれる。今年の2月で開業10周年を迎えたが、開業4年目から昨年までの5年間、ペチュニアを育苗して患者さんに配っている。ちょうど今頃がタネ蒔きの時期である。


   最初の数年は時間もあり、タネ蒔きから2度の移植などの育苗作業も楽しみであった。しかし、2・3年前あたりから時間に余裕がなくなり、腰痛などによる身体的苦痛と相まって、自分で手掛ける作業が減り、看婦師長さん1人にまかせることが多くなった。今年は10周年だし、区切りも良いのでペチュニア育苗を止めようか、という話もあったが、小さな規模でも良いからここで開業している間はできるだけ長く続けようと言う意見でまとまった。


   ペチュニアは初夏から秋まで咲き続ける南米原産のナス科の植物、ヨーロッパを経て、わが国にはツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)という名で伝わった。花弁が薄いこともあって多雨や寒冷に弱く人気もイマイチだったが、サントリーが日本の気候に適合するよう品種改良を行ったサフィニアが爆発的な人気を呼び、その後、園芸各社による品種改良が競って進められ、様々な色調の花弁、小輪・中輪・大輪、八重咲きのものなど多種多様な品種が市販されている。


   以前は近くのホームセンターでタネを購入していたが、ここ数年は種苗会社から送付されるカタログを見ながら、育苗する種類を決めて注文している。タネは非常に微細なため老眼には辛い仕事だが、最近のものはコーティングされているために種蒔きも比較的容易になっている。タネを蒔いてから4・5日で発芽するが、あまり高温環境に置くと、茎だけが間延びして弱々しい。今年のペチュニアはどんな花を咲かせてくれるだろう?


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