2010年04月09日号

スズメ


スズメがいなくなったと大きな騒ぎになってから4~5年になる。大量死なども見つかって心配したけれど、またチュンチュクがあちこちに戻ってきているようで、ホッとしている。


   晴れた空に響く、朝のスズメたちの賑やかなおしゃべり。ふとんの微睡(まどろ)みの中で聞きながら「ああ、今日の朝も大丈夫だった」という幸せな気持ちがわく。大げさでもなく、この世界と命が、夜寝ている間にも何も変わらずに続いているのをスズメのさえずりで知って、うれしくなる…そんな感じが小さい頃からあった。だから、チュンチュンとうるさいほどにスズメたちの声がする晴れた朝は、散歩人にとって、今でも何ものにもかえられない幸せの時なのである。


   雪が解けて顔を出した地面を踏みしめる安心感は、おそらく雪国の人にしかわからないだろうけれど、その土をしっかり踏みしめて、チョンチョンと跳びまわるスズメたちの中を学校に通ったのも、幸せな記憶に残っている。


   もうすぐ入学式。少し不安で、ちょっと緊張もしていて、でも、何だか晴れがましくて、うれしくて…そんな1年生たちを、スズメたちと一緒に「行ってらっしゃい」と見送れたらいいな…と思う。幸せな幸せな春の風景。


おからクッキー

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