2010年05月21日号

義母の里帰り


このゴールデン・ウイーク、妻の母親の付き添いをして、彼女の実家の墓参りに出向いた。江別市大麻で眼科を開業している義兄夫婦、旭川で建設会社に勤務する義弟夫婦を連れ立って、合計7名の旅である。昨年春に妻との話で思いついた企画。栃木県益子町字小泉にある義母の実家、妻が幼い頃に訪れた記憶を聞いて、里山を中心とした昔ながらの農村の原風景を思い描いた。


   義母は若い頃に焼尻島で商店を営む親戚筋に奉公に出向き、焼尻島で教員をしていた私の妻の父親との縁を得た。88歳になるが、変形性膝関節症のため歩行が不自由。だが、妻の兄弟の協力を得ての旅。最初は乗り気でなかった義母も、子供たちが行う準備が着々と整うにつれて、旅装や細かな準備の買い物にも妻と一緒に出向くようになり、5月1日に出発。


   益子町は益子焼で有名で栃木県に属する。だが、小泉という集落は茨城県との県境、県境にある茨城県桜川市久原にも義母の旧姓である仁平という姓が多い。現地では仁平は「にへい」と読み、平将門の末裔と言い伝えられている。義母の実家は、末弟が梨農園を営んでいて数年前から「ようやく食べてもらえる梨ができた」と大きな梨を送ってくれている。「この梨ができるまで20年かかった」とのこと。


   実家の周囲には竹林があり、いたるところに竹の子が頭を出している。昼食に饗された竹の子ご飯、竹の子や蕨の和え物や天麩羅…北海道では味わうことができない。義母の末弟の勲さん、農園を案内しながら話してくれた。高校卒業時からずっと梨への転作を考えていたそうだが、その余裕ができたのが20年ほど前。私が見たところ、周囲に梨を栽培している農家は見当たらない。その努力のほどに感心した。小泉の墓所には仁平姓の墓が20ほどもあり、久原の墓所の墓石はすべて仁平をいう姓が刻まれていた。義兄の眼科の恩師の実家もここにあるとのこと。


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