2010年05月28日号

春なのだ・・・


季節を表す二十四節気の「小満(しょうまん)」は、陽気が強まり、草木が枝葉を伸ばして成長の勢いが天地に満ちる季節という。それが今年は5月21日で、なるほど、あれほど寒かったのに暦通りに暖かな日差しが降り注いで、野にはヒバリがさえずり、森ではウグイスが鳴いている。


   道端に薄青の忘れな草(エゾムラサキ)がほつほつと咲いているのを見て、とたんに気持ちが晴れわたる心地がした。野はあたり一面敷きつめたようなタンポポの黄色。その中に、青色の小さな花が、ちりばめられたように咲いている=写真=。実の形からオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)というとんでもない名が付けられているけれど、その無礼な名とは対照的な可憐で愛らしい花姿…。


   木々も花盛りで、こぶし、八重桜、紅梅白梅、スモモの白花、木蓮、ツツジ、あざやかな黄色がまぶしいレンギョウの花…。野も山も家々の庭も百花繚乱(りょうらん)……「ああ、春なのだ!」と思わずつぶやいてしまった。


   何だかうきうきして、花や小鳥にあれこれ話しかけながら歩いているうちに、誰にも同じに春なのだ…と心底うれしくなった。


ビクター コンポ

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