2010年06月11日号

…政治は怖い


鳩山首相がとうとう退陣に追い込まれた。例えば、ガチガチに固められた官僚依存政治、一部に富が集中する政官財の癒着の構造、“自己責任”や“規制緩和”などという言葉の裏で弱者を切り捨てた市場経済至上主義…そうしたものから脱却する明確なベクトル(方向性)を示しながらも、古い利権構造を守ろうとする勢力、官僚などや大手マスコミなどの徹底的な抵抗と世論操作キャンペーンの中で沈められてしまったのではないかと思えば、本当に残念な気がする。


   1年や2年で古い構造を打ち壊すことなど不可能だろうし、すべてが計画通り進むわけではない。敷かれた線路の上を走る昔の政権とは違い、時間がかかるし、軌道修正もいっぱいあったろう。鳩山体制が始まって、まだ8ヵ月なのだった。ところが、テレビや新聞に取り上げられる“まちの声”は、実生活の政策に対する批判とは遠い、リーダーシップに欠けるといった抽象的な非難ばかりになった。失業者が増えて、生きるためのセーフティネットも外されて、子供も教育を受けられなくなって行って、山や海も破壊されて…何とかしなければならないと新政権を選択した土壇場の気持ちを忘れたようだった。


   “政治”というものは恐いと、この10何年かでつくづく思い知らされて来た。考えてみれば、「生活」と「命」そのものを預けている。明日の生活に直結してしまう。こちらも真剣に向き合うしかないとそう思っている…。


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