2010年07月23日号

麦わら帽は目を守る


今年も5月下旬から道内各地で山菜採りが盛んになりました。この山菜採りには危険がいっぱい。熱中するあまり道に迷って遭難、熊と鉢合わせも稀ではありません。青森県ではタケノコ採りに行った中学生が、火山ガスで命を落とすという悲しい事故もありました。このような危険を避けるには、①鈴など音の出る物を身につける②仲間との連絡にホイッスルを使う③携帯電話を持って行く、④ラジオの音が聞こえる範囲で行動する⑤大きな木などを目印にする⑥非常食・防寒具を用意する、などの準備が必要です。山菜がたくさん採れても、持ち帰れなければ何もなりません。あまり欲張らず、無理をしないをモットーにしてください。


   この山菜採りには目に対しても用心が必要です。目の傷がもとで失明することがあるからです。67歳Aさんの場合。6月のある日仲間3人とタケノコ採りの最中、腰を伸ばして顔を上げた瞬間に笹の葉が左目に強く触れ、その後ゴロゴロして涙が止まらなくなったそうで、帰宅後には物がぼやけ目の痛みも激しくなりました。翌日朝一番に来院したときには、左視力は0・05と極端に低下。角膜(黒目)は、青白く濁り一部は白く混濁していました。球結膜(白目)は苺のように真っ赤に充血。これは傷口から角膜に細菌が進入した角膜感染の症状です。必死の治療により何とか失明は免れましたが、混濁が残り視力は0・2止まりでした。


   山菜採りで気を付けることは、小枝や木の葉などで黒目に傷をつらないことです。眼鏡やサングラスを装用していれば、ある程度見える範囲の草木を避けることはできます。しかし、目前上方の死角になっている場所にある小枝や葉っぱは見えないため無防備の状態になります。この死角から目を守ってくれるのはつば付きの帽子です。特にお勧めは頭全周を覆う麦わら帽子です。A子さんも麦わら帽子をかぶっていれば、と残念に思いました。これからは山歩きも盛んになります。安全への気配りをお忘れなく。


消臭 飲むだけ

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