2010年08月13日号

No.119


10月に野幌公民館ホールで講演をさせて頂く事になった。御縁のきっかけは、まんまる新聞のこの「心の回診」。さあ、喋べる事が上手でない無口な(?)修子さんは、準備に入らなければならない。しかし、追い込まれなければやらないいつもの通りの悪い癖。「今日こそ」「明日は絶対に」と思いながら「講演は10月10日、まだ大丈夫」と思ってしまう私…。でも、この心の回診は今日が締め切り。今月号に登場する主人公さんに了解を頂かなければならない。「…と言う訳で書かせて頂いていいですか?」とあわてて電話をかけた…。


   入院相談に来られたA子さんは、寝たきりのお姑さんの介護をしている。「少しは息抜きをしないと倒れてしまう」と訪問看護師に言われて、ショートステイを利用する事を決心した。何ヵ月か振りにデパートに出かけた。解放感で夢のように楽しい時間だったそうだ。しかし翌日、「お姑さんを施設に預けて楽してるんだってね」と親戚に言われた…と涙を流した。なんでかなあ?と私は思う。A子さんはお姑さんから解放されて、肩の荷を下して、どれほど自由な、ホッとする時間を過ごせたことか…。明日からの英気を貯えられたことか…。


   B子さんの夫はまだら認知症だ。その夫が「お前は浮気をしているだろう!!」といきなり怒り、暴力を振う時がある。なのによその人には愛想が良くて、いい御主人と思われている。先日、ショートステイのサービスを知って、お願いして見ようと思ったら「物静かな御主人なのに、何故施設なんかに?」と言われて、悔しくて泣きましたと言う。


   口だけ立派に出す親戚や、介護の現状を知らない人の言葉をまともに受けていては身が持たない。「毅然とした態度で、ストレスを貯めない事ですよ」とB子さんの背中を撫でた。介護は長い。頑張って!!


新米

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