2010年10月15日号

ナツメロ=夏メロ?


週に2、3回のグループホームへの往診…昼休みを使うため少しシンドイのだが、気持ちが癒されて帰院し、午後の診療の活力となる。30分程で1ユニット9名の血圧測定と診察を終え、介護スタッフとのミーティングを始める。入居者を混じえての話し合いとなることも稀ではない。


   BGMにテレビ番組を録画したナツメロ番組の再生が聞こえてくる。村田英雄の『王将』、三橋美智也の『古城』、三波春夫の『東京五輪音頭』などは定番で、その日は島倉千代子の『人生いろいろ』だった。介護スタッフのリーダーが半年前に入居したSさんの最近の生活状況を説明…「ナツメロ番組はSさんも含めて皆に好評です」と。私の隣に座っているSさんも頷いている。ナツメロという言葉から私が連想したのは何故か藤島恒夫の『月の法善寺横丁』…「包丁一本、晒しに巻いて…」だった。看護師長が「夏に放映されることが多いから、夏メロなのよね」と。


   有名な童謡『赤とんぼ』の出だしは「夕焼け小焼けの赤とんぼ」、続いて「おわれてみたのは」なのだが、私はずっと「追われてみたのは」と思っていた。しかし、実は「負われて見たのは」なのだ。背負われて(おんぶされて)見た赤トンボなのだ。以前、この話を看護師長にしたら、「童謡には、私たちが知らない世界があり、それを書いてある本が出版されているらしいよ」とのこと。調べると、合田道人著『童謡の謎』(祥伝社599円)がヒットしたが、まだ、その本は読んでいない。


   思い込みのために間違った理解のまま過ごしていることに気づき、赤面することも珍しくない。「藤島恒夫って知っている?」と介護スタッフに尋ねたら、皆が首を横に振ったが、Sさんは「包丁一本でしょ」と。「ナツメロ」は「懐かしのメロディ」なのだが…「ところでナツメロって何の略だと思う?」とSさんに尋ねたら、即座に「夏にやるから、夏メロだよ!」と。一同、大笑いして終了!


キッズ・ベビー・マタニティ

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