2010年10月22日号

キノコはキノコでも…


「ホテイシメジ」という変なキノコがある。一緒に酒を飲んだら途端に毒キノコに変わってしまうのだそうだ。普通に食べるなら大変に美味だという。ところが、ホテイシメジにはアルコールを分解して酔いを覚ます酵素(アルデヒド脱水素酵素)の働きを邪魔する成分(コプリン)が含まれていて、アルコールが分解されなくなってしまう恐ろしい中毒を引き起こす。だから、食べたくとも酒飲みは酒を我慢しない限り食べられない。禁酒促進キノコなのである。


   中毒症状は頭痛、感覚異常、昏迷、昏睡、嘔吐…個人差ありだが、早い話が酔っぱらい方がひどくなる。普通は4時間以内に自然に回復するのだそうであるが、中には少しの酒でも重症化する人もいるから気をつけなければならない。キノコを食べてから5日間は酒を飲んではいけないともいわれる。少なくとも24時間以内はだめだという。


   北海道でも落葉林や松林、いろんなところに生えていて、ラクヨウと一緒に採る人も多いという。形は生えたばかりの頃はまんじゅう形だが、それが平たくなり成長すると真ん中がへこんだ漏斗(じょうご)状になる。色は薄茶色で傘の裏は白色のヒダヒダ。茎とヒダヒダの部分にはっきりとした境目があり、わかりやすい。


   究極の酔っぱらいを体験したい方などは試してみることもできそうだが、命の補償はしない…。結構ひどい目にあうことだけは間違いない。お願いがある。飲み屋さんでもご家庭でも何とぞ取り扱いに注意して欲しい。おつまみなどに間違っても出さないように…。


イクラ

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