2010年11月19日号

いい夫婦の日!?


11月22日は語呂合わせで「いい夫婦の日」なのだという。口を開けばああだこうだと亭主の愚痴を並べる当家のカミサマをいざ前にすれば、いい夫婦の日なんて口に出すのも興ざめる。柄にもなく歯の浮くような優しい言葉でもかけた結果が「どうした?熱でも出たか?」だったら、これはもうきっと立ち直れないに違いない。今の世の中、どうせもうないけど…亭主の沽券(こけん=体面・人の値打ち)というものに関わってしまう…。


   落語なんかで女房が亭主に投げつける常套句(じょうとうく)を思い浮かべてみた。……馬鹿・間抜け・抜け作・頓痴気(とんちき)・盆暗(ぼんくら)・ぽんつく・唐変木(とうへんぼく)・木偶の坊(でくのぼう)・朴念仁(ぼくねんじん)・表六玉(ひょうろくだま)・三太郎……盆暗はぼんやり屋あるいは特別な能力のない平凡人、唐変木は気の利かない間抜け、木偶の坊は木彫り人形のように役に立たない頼りにならないやつ、朴念仁は無愛想で道理のわからない者、後はみんなアホウ、マヌケと同じ意味合いだ。


   考えてみると、誠に不思議なことにこれらの“悪口雑言”は、昔からなぜか女性にはあまり使われない。大概(たいがい)が「男」か「亭主」をけなす言葉なのである。ふだん日頃の亭主の行いが、それほど“碌(ろく)でもない”という歴史的証拠なのかも知れないけれど。


   …で、夫婦喧嘩の折には、こんな決めぜりふを言うことにした――「亭主が完璧だったら、息がつまって死んでしまうぞ」…俺が郷ひろみのような2枚目だったら、目の前でおならなんかもできないぞ…亭主が家事万端何でも隙なくこなしたら、女房の立場も居場所もなくなるぞ…ふふふ、亭主がずぼらなのは、女房のことを思いやってのこと…なんだぞ。


   11月22日は「いい夫婦の日」…ふふふ…ふう。


ポルノグラフィティ CD

トラックバックURL:

« いつ切るか③糖尿病網膜症の場合 | TOP | 漢方薬の副作用 »

[PR]SEO対策済みテンプレート