2010年12月17日号

性善説


人の世には「性善説」というものと、「性悪説」というものがあるという。生まれた時は“善”なのだが、育ち生きる環境で“悪”になる場合がある…というのが性善説で中国の孟子の教えだそうだ。それとは逆に人間の生まれつきの本性は“悪”である…というのが性悪説で、荀子(じゅんし)という人が説いた。


   昨日STVで放送されたドラマ「ニセ医者と呼ばれて~沖縄・最後の医介輔(いかいほ)~」に、思わず目頭が熱くなった。沖縄では戦後の医師不足を補うため、衛生兵などの経験を持った人を代用医師「医介輔」として認定し、医療行為に当たらせてきた。ドラマは、2008年まで現役の医介輔として奮闘した宮里善昌さんという人をモデルに、ニセ医者と呼ばれ苦しみ、乏しい設備・薬品の中で悪戦苦闘しながらも、ひたむきに患者に向き合って地域の医療に尽くした人生を描く。人を救う医者としてのその生き様は決して“ニセ”などではなく、正真正銘の「本物」だった…。


   ドラマを見ていて涙が出た。なぜか性善説という言葉が心に広がった。ありがたいことに、こういう人たちが身近にも数多く生きて人知れず世の中を支えている。そして、そういう人たちは、きっと人を信頼することから始める…。人が信じられる…。


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