2011年02月04日号

「敬意」とは…


昔の原稿を掘り出していたらこんなのがあった(2004年8月27日号散歩道)。今もあまり変わってないなあ…と、そう思うから再掲する。


   ――大リーグ・ヤンキースで活躍する松井秀喜選手が今年春(2004年)、日本と大リーグとの一番大きな違いは何だったか、と聞かれて「アメリカでは球団も選手もファンも、敬意をもって接してくれる」(筑紫哲也氏のインタビュー)と語っていたのが、強く印象に残っている。「敬意」とは何か。「相手を尊んで礼を尽くす」という、人を敬(うやま)う気持ち=広辞苑=だが、それが日本には無かったという。


   先ごろ巨人軍オーナーを辞任したナベツネさんこと、読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄氏が、近鉄合併問題で選手会会長として経営者側との話し合いを望んだヤクルト・古田選手に対し、「無礼な。たかが選手の分際で…」と漏らした談話が、松井選手が日本で持ち続けただろう憂鬱を想像させる。


   日本を代表するプロ野球選手で、しかも、独立した一個の人格に対し敬意を払うどころか、何の根拠によってか、上から見下して単なる使用人として扱うことしか知らない貧しい人間性。(中略)。


   今一度、考えたい。「敬意」とは何だろう。大人であれ、子供であれ、お互いに敬意を持ち合えば、きっと気持ち良く生きて行けるだろうと思う――。


   対抗する相手の人間性を汚い言葉で平気で攻撃したり揶揄(やゆ)する政界やマスコミ界…人々の先頭に立つはずの人間がそうであれば、まだ思慮の浅い子供たちに陰湿ないじめが頻発しても、それは我々大人たちの真似なのかも知れない。


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