2011年04月01日号

いまできること


コンビニエンスストアや大手の小売店、パチンコ店の大きなネオンやビルの電飾が消えている。街にけばけばしさがなくなり、震災後は夜の風景がちょっと変わった。


   少し暗くなった街の盛り場…。隣の酔客がふいに「飲んでいると何だか申し訳ないような気がして…」とつぶやいた。イタリア料理店の男性店主は「テレビを見ていて朝から泣きっぱなしですよ。店は楽じゃないけど、売り上げから少し寄付する義援金のキャンペーンを始めます」。何ができるか…と、今は会う人会う人がいつになく真剣だ。


   新札幌パウロ病院のスタッフは、中山信(しん)理事長以下4人の医療チームで、17日~19日、22日~24日の2度にわたって宮城県に入り、薬品などの物資を病院や医師会に届け各地で診療を行った。2度とも3日間で戻るという強行軍。方々で泣いて感謝された。その度に胸がつまった。石巻市医師会の事務局長は、家族が行方不明なのに事務局を守り続けていた。身を犠牲にして懸命に使命に向き合う、そういう人が何人もいた。すさまじい決意に息をのんだ。


   未曾有の巨大災害。多くの人が官民一体となって身を尽くす。不眠不休の非常態勢で想像を超えた難局に立ち向かっている。日本中の人々が今は、息を潜め、成り行きを見守っている。「自分に何ができるのだろう」「何をなすべきだろう」…そんな、心からのつぶやきが合い言葉になって広がっている。


ICレコーダー キュリオム

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