2011年04月01日号

最新の生物学


先ずは、この度の東日本大震災に際し、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げ、一日も早く復旧復興をお祈り申し上げます。


   私は待ち合わせの時間を書店で過ごすことが多い。その折に眼にしたのが『大学生物学の教科書』というブルーバックス。米国の有名大学で必須科目とされる生物学の教科書。私が生物学を習ったのは高校1年生、当時「細胞は細胞膜に囲まれた単位で、その中に核があって中の遺伝子が重要」程度。


   大学受験の選択科目は化学と物理学、以後の生物学の進歩に疎かったが、大学で習う生物学に驚愕した。細胞質にはミトコンドリアや小胞体、リボゾームやゴルジ装置があり、遺伝子はDNAで情報はmRNAに転写され、tRNAを使って蛋白質合成が行われていると。購入した本は3巻『細胞生物学』『分子遺伝学』『分子生物学』。


   現代生物学は、私の想像よりも遥かに進んでいた。分子や遺伝子レベルで遺伝子や合成された蛋白質の役割などが精緻に解明され、遺伝子変異のメカニズム、癌細胞が転移しやすいかどうか、抗癌剤が有効かどうかなどを判定することも可能らしい。だが、記載されている内容も理解不能なことが多く、中でも遺伝子発現という現象…全ての細胞は同じ遺伝子を持っているが、皮膚、胃や肺、心臓に分かれる…これが遺伝子発現のなせる技である。


   遺伝子は放射線によって損傷を受けやすく、癌などの身体障害につながることもある。今回の原子力発電所の損傷に伴って農作物や土壌、海水汚染が現実となり、テレビではシーベルトとかグレイという放射線量の数値が飛び交っている。私たちが今欲しい情報は、健康維持のために許容範囲かどうか、どのような対策を講じれば良いのかであって、数字ではない。


   いま、自分にできるのは、募金やエコ生活など遠隔からの支援のみですが、どうか一刻も早く復興への道が開けることを切に願います!


microSD 16GB

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