2011年06月17日号

No.129


私の母は釧路の施設でお世話になっています。87歳です。私は時々特急列車に乗って逢いに行く人、そして母の月々の経費を出す人。地元にいる妹が、日々の面会を含めて生活面の事を見てくれています。役割り分担でどうやらつつがなくやって来れました。


   パウロ病院にも、グループホームが三ヶ所あります。どの施設も優しいホームです。先日、江別方面に所用があって、帰り道にホーム「秋桜(あきざくら)」を訪ねました。途中で、どんぐりというパン屋さんでお土産に焼きたてのあんパンを30個買いしめました。


   「秋桜」のホールでは18名の入居者さんが全員で、エプロン姿であんこを丸めている所でした。なんと、お万頭を作っていたのです。そこにあんぱんをお土産とは、オーマイゴッド!でありました。


   実は、ホームに行ったのは、理由(わけ)がありました。「秋桜」の桜がそれは綺麗なのです。四方に枝を広げて“爛漫”とはこの事です。桜好きの私のためにホーム長が「今日が最高です」と連絡をくれたのでした。今年も桜に逢えた…ありがとう!と思いました。


   認知症の高齢者に対してのケアは、求められる部分をケアすればよいのでしょうか?決してそうではありません。ケアする側とされる側には確かな関わりがあるのです。平均寿命で女性83歳、2035年には90歳になる勢いです。語弊があるかも知れませんが、「ただ、生きて行かなければならない」という事は、大変な事で辛い事です。核家族化と高齢化で、人が孤立して暮す事が現在(いま)は普通になって、ポツンと独りで亡くなる人が増えています…。日本はもっと優しい国の筈でした。


   人は、おめでとうと祝福されて生まれて来ました。だから「ありがとう。幸せでしたよ」と、沢山の人にお礼を言って、カーテンを引けたらいいな…などと時々夢想してしまいます。


バーベキュー セット

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