2011年06月10日号

危険なメイクをしていませんか?


6月になると女性の服装も一気に初夏の装いになり、色とりどりの華やかに咲き誇った花が、街中を閲歩しているような光景を目にします。メイクにも一段と磨きが掛かります。しかし、このメイク、時に目にとって厄介の種になります。


   メイクはまず洗顔から始まりますが、洗顔剤には香料入、薬用などさまざまな種類があり、成分によってはアレルギーなどの炎症を起こし、まぶたが腫れたり、発疹が出ることもあります。また、顔の角質や毛穴に入ったゴミの除去を目的にスクラブタイプ(小さな粒子)の洗顔剤を使うときは、目の周りの洗顔は絶対に避けてください。つぶつぶが結膜に入ると、まばたきをするたびに不快な異物感、充血、涙目などが現れます。上まぶたに入ると自分で除去するのは難しく、眼科でも顕微鏡を使わなければ探すことさえ困難です。無理をすると角膜にもひっかき傷をつくります。洗顔剤には十分気をつけて下さい。


   最近はまつげエクステンション(まつげエクステ)が若者に受けているとか。まつげの1本いっぽんに人工まつげを接着剤で貼り付けるのだそうです。先日、まつげエクステののりが原因でまぶたが炎症を起こし、花粉症になったという患者さんを診ました。東京では、接着剤が原因で角膜炎、ドライアイ、結膜炎、まつげに損傷をおこしたとの報告が寄せられています。


   マスカラも時々問題を起こします。黒目を大きく見せるためにまつげに塗るのはよいのですが、まつげからはげ落ちて、結膜の中に黒い粉粒状に貯まっているのを時々見かけます。これは立派な結膜異物で結膜炎の原因になります。


   このほかにも目元くっきりのアイライン、まつげの生え際からまぶたの縁を乗り超え結膜まで描く人がいます。こうすると涙を分泌する腺の出口を塞いでしまい、ドライアイやものもらいなどを起こすのでやめて下さい。


   メイクにも危険がいっぱい、上手に化けて、さわやかな6月を楽しんでください。


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