2011年09月02日号

初めての入院生活


「脳に問題がある」と診断され、検査のためだと生まれて初めて入院する羽目になった。…で、6人部屋に“収監”。6時起床。7時30分には朝食が配膳される。11時30分昼食。検査・診療がない限り病室にいて過ごす。17時30分夕食。21時消灯。経験したことのないまことに健康的(?)な明け暮れが続いている。


   困ったのは食事のまずさだった。当初1~2日間は、「よくもまあ、こんなまずいものが作れる」などと悪態をつき、まずさの原因を探ってみようと朝昼晩の献立を記録し始めた。ところが、一品一品これは何の材料でどういう味付けをしているのか味わっているうちに、不思議なことにだんだん美味しくなってきたのである。それがやみつきになってしまって、例えば……。


   《8月22日夕》焼き魚スズキの西京焼き・高野豆腐とキャベツの含め煮・ほうれん草とキクのお浸し・ご飯・卵と海苔のふりかけ……《8月25日昼》五目ご飯(筍・鶏肉・油揚・人参・ヒジキ)紅生姜添え・厚揚げ(豚挽肉)そぼろあんかけグリンピース2粒載せ・うざく(胡瓜繊切り三杯酢に鰻7cm×3mm幅1本載せ)・スイカ1片……。


   食材をあれやこれやと味わえば、何とも美味しくて、これまでの食べ方が本当に雑で、ただ口と腹に放り込んでただけなのだと、“まずい病院食”のおかげで、大げさだけれど食べることの楽しさありがたさに気付かせてもらったような感じすらするのだ。


   …で、検査の中間報告。「小脳の右側が青いでしょう。血流が少ないですね」「あ、大脳の方も少し血のめぐりが悪いですね」……「先生、頭の血のめぐりが悪いのは小さい頃からで」……「ああ、そうですか。なるほど。ふふふ」。


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