2011年11月25日号

ブータン…雷龍の国


「日本国民の皆様は、最悪の状況下でさえも、静かな尊厳、自信、規律、心の強さをもって対処されました」。来日されたブータン王国、ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(第5代)の国会演説を聞いて、目頭が熱くなった。「静かな尊厳と謙虚さを兼ね備えた日本国民」と私達を評価してくれる。“拝金経済”をかたくなに拒否して、伝統の中にひっそりと息づく秘境の国。若い国王のまっすぐな語りかけは、重い祖先の声のようにも聞こえた。


   前にこんな散歩道を書いたことがある……▽ヒマラヤにブータン王国という小さな国がある。テレビなんかで見ると日本の丹前みたいな着物が正装だし、文化・風土が似た感じで人々にも親近感が感じられ、一番行ってみたい国だった。そのブータンのワンチュク国王(第4代)が提唱している「国民総幸福量」(GNH)が話題を呼んでいる▽(中略)本当の目標は「国民の幸せ」に尽きるという概念。(中略)例えば自然破壊に繋がる大規模発電所は計画を中止し、小規模な水力発電に切り替えたという話などが伝わっている(平成17年6月24日付散歩道より抜粋)……


   演説は「ブータン人は、何世紀も続けてきたように、人々の間に深い調和の精神を育む、質素で謙虚な生活を送り続けています。(中略)思いやりのある社会で生きる我々のあり方を、私は最も誇りに思います」と続いた。幸福の本質を問う気高い精神性…。この国の人々は、自国を「ドゥク・ユル」(雷龍の国)と呼ぶ。


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