2011年12月02日号

二条市場


勤労感謝の日、目が覚めて床の中で日課のウォーキングの道順を考えた。今日は北大のキャンバスにしようか、円山公園にしようかなどと考え、結局は「二条市場」方面と決めた。創成川の改修で周辺が公園として造成されたと聞いていた。通勤を兼ねたウォーキングの際に南一条通の創成川を渡る時、横目で眺めて通り過ぎ、いつか来てみようと思っていた。


   家を出て約35分、午前10時過ぎ二条市場にたどり着いた。ごった返しの喧騒を想像していたが、意外に閑散としている。学生時代、年末に寮の仲間とススキノで朝まで飲み、帰りのタクシー代が無くなって、北26条の学生寮まで歩いて帰ることになり、創成川沿いを歩いていたときに、空腹感に襲われて二条市場の店で握り飯を買った記憶が蘇った。当時、「札幌の台所」と呼ばれていた二条市場は、店頭にシャケやカニ、鮮魚類が並んで結構な賑わいだった。


   二条市場の歴史は明治時代初期までさかのぼり、漁師が石狩浜で採った魚介類を石狩川から創成川を上って、この地で取引した「二条魚町」が発祥とか。一時は文字通り札幌の台所として市民への食材の供給地だったが、コンビニやスーパーなど身近な店の増加で観光客相手の土産物を並べた店になった。


   今のクリニックを開業する前、5年間ほど小樽市の病院に勤務していた。小樽には店が軒を連ねた市場が数多くある。一部は観光客相手の土産物屋になっているが、今も昔ながらの庶民の交流場となって残っている。病院の隣に入船市場があり、昼休みや帰りに市場に寄って鮮魚などの食材を購入した。買い物客やお店の人に患者さんも多く、顔なじみになって、売れ筋、食材の良し悪しや鮮度の見分け方などいろいろな情報を得ることができた。今の二条市場にはこのような雰囲気はなく、ちょっと寂しかったが、やっと鮮魚を扱っている店を見つけ、大きな真カジカを買った。


インテリア・寝具・収納

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