2012年02月17日号

インフルエンザ事情


Hさんは60歳の男性、37・4度の発熱と節々の痛みを訴えて来院した。奥様が2日前に当クリニックでA型インフルエンザと診断されたとのこと。発症からの時間が短いので簡易検査で陽性とでるか疑問に思ったが、即座に同じ型の陽性反応が出た。直ちに1回の吸入で効果のある抗インフルエンザ薬を処方した。


   Hさん「これで一家全滅です」と。話を聞くと、最初は保育園に通っている孫、続いてHさんの娘が発病し、次に小学生の孫2人と妻。そしてHさんが…残るはAさんの娘婿のみだそうだ。流行は孫や子供から始まって家庭内で拡大する傾向が強い。翌日「まだ、全身倦怠感が残っている」と受診したHさんの妻に尋ねると、本人も夫も翌日には解熱して楽になったが、残った娘婿が高熱で苦しんでいるそうだ。


   インフルエンザは毎年のように流行するウイルス性疾患。絶対確実な予防法はないが、ワクチン接種、手洗いとうがい、マスク着用などは一定の効果が期待される。ワクチン接種は発症しても軽症ですむ効果があると言われている。抗インフルエンザ薬の予防的服用も条件が満たされれば保険適応となる。抗インフルエンザ薬としては、内服薬、吸入薬、点滴などの種類があり、それなりに有効であるが、効果については個人差があり、加えて薬に耐性を示すウイルスも出てきている。


   Iさんは92歳の女性、老人施設に入居しているが、今朝から38・2度の発熱、近くに住む長男の嫁が同伴して来院した。インフルエンザ検査は即座に陽性と出た。入居している施設で数日前から発熱する人が出ていたようだ。施設から自宅に連れて帰った3日後、今度はIさんの長男の嫁がインフルエンザと診断、同時に長男自身にも感染が確認された。「こんなに大流行している時、毎日、患者に接している医者や看護婦さんは、なぜ、感染しないのか?」と質問されるが、正答は?なので「気力です」と答えている!


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