2012年08月31日号

目の病気を年のせいにしていませんか?②


今回は、目の表面の病気、ドライアイについてお話しします。ドライアイは冷房の行き届いたオフィスでパソコンと一日中にらめっこの人、コンタクトレンズを常用している人、アレルギーの人などに多い病気です。なみだの分泌機能低下や性状が変化した高齢層にも少なくありません。一見しただけでは分かりにくい目の老化病です。


   最近筆者は、朝起きたときに目がガサガサ乾いたような感じがして、しばらくしないと目がぱっちり開かないのが悩みです。夕方になると今度はゴロゴロ、チクチクし、目の周りが厚ぼったい不快感が漂います。我慢できないほどではありませんが、今日はこれまでとパソコン仕事は諦めます。入浴や人工涙液の点眼で症状は和らぎますが…。このような症状が気になっている方はいませんか。


   実はこれ、典型的なドライアイの症状なのです。ドライアイは、直訳すると乾燥目、なみだで常に濡らされているはずの角膜や結膜になみだが均等に行き渡らなくなった状態です。なみだは、水分の蒸発を防ぐ油層と角膜・結膜表面を潤す液層の2層で形成されています。この層構造が壊れると、なみだが角膜や結膜に留まれなくなりドライアイとなります。たとえば、なみだの油層が少なくなると水分は直ぐに蒸発するようになります。なみだの絶対量が少ない場合もあります。水分を角膜表面に貼り付けるムチンという物質が足りなくなってもドライアイになります。また、なみだの絶対量は十分なのに常時一定量が分泌されなくなったときにもドライアイとなるなど状況は様々です。このため、ドライアイと一口にいっても治療法は異なります。更にドライアイにアレルギー結膜炎などほかの病気が加わると、話はややこしくなります。


   筆者の場合は、アレルギー結膜炎もありハウスダストなどで刺激されるとなみだはドッーと出ますので、常時分泌低下によるドライアイと思われます。皆さんも、目が乾燥していると感じたら一度検査を受けて下さい。


加藤ミリヤ CD

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