2012年10月05日号

やっと、秋…


8月下旬から9月中旬までの北日本の気温は、1961年の統計開始以降最も高い「異常気象」になったと気象庁が発表した。9月に入ってもなお真夏の気温を上回る残暑…。9月の札幌で「真夏日」(最高気温30度以上)が6日、「夏日」(同25度以上)は20日にも及んだのだった(29日現在)。そして…。


   秋彼岸入りまで続いた“猛残暑”が、20日にちょっと涼風がそよいだかなと思ったら、21には朝晩にうすら寒さを覚え、25日の彼岸明けには平均気温が前の日より3度も低くなるほどになって、4~5日のうちに一気に秋真っ只中の風情。暑さ寒さも彼岸まで…とは言うけれど、よくもまあこれほど極端に変われるもんだ、と、しょうもない小言を言ってみたりした。


   涼しくなったと思ったら、いつの間にかあのにぎやかなキリギリスの声が聞こえなくなった。ルルルルル…と途切れなく鳴くカンタンの声も、ジーとかすかに鳴き続けるケラやクサキリだという虫の音も止(や)んで、エンマコオロギのコロコロヒヨヒヨという鳴き声だけが、日に日に緩慢な鳴き方に変わって、巡り逢いをまだ果たせないのか、寂しげに響いている。いつもなら十五夜を過ぎてもまだ虫の音がにぎやかだったような気がする。赤とんぼもあまり見なかったし、何だか季節の音楽が調子外れだ。


   …でも、今年は米なども実り豊かで、山も豊作だという。キノコも、コクワ(サルナシ)やヤマブドウや栗やドングリやらの木の実山の恵みがどっさり…(野幌森林公園)で、森の奥から祭囃子が聞こえて来そうなのだとか。10月8日は二十四節気で言う「寒露(かんろ)」。野草に冷たい露の結ぶ頃。菊が咲き、冬鳥が渡って来る…。


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