2012年11月09日号

目の病気を年のせいにしていませんか?⑤加齢黄斑変性を予防するには


①黄斑部の老化と加齢黄斑変性 加齢黄斑変性では、黄斑部に脈絡膜新生血管が発生します。この変化は黄斑部が老化する最終到達点とも考えられます。黄斑部は、他の網膜部位より常に多量の光にさらされ、高度の代謝活動を強いられているため、老化しやすいのです。老化の第一歩はリポフスチンという物質の黄斑部への蓄積です(第1段階)、この物質は加齢に伴い脂質となり(第2段階)、次第にドルーゼンと呼ばれる老廃物に変わります(第3段階)。ドルーゼンは光刺激を受けると慢性炎症を起こし脈絡膜新生血管を誘発します(第4段階:老化の最終地点)。


   ②加齢黄斑変性予防 ではこの病気を予防する手立てはないのかというと、実は黄斑にあるルテインとゼアキサンチンという色素が鍵を握っています。この黄斑色素は、過剰な光を遮断するフィルター役を果たし、光のストレスから視細胞を守り、蓄積した老廃物が起こす炎症を抑制して目の老化を遅らせているのです。これらの色素は、老化と共に減少し予防効果が低下します。しかし、黄斑の色素を増やすと、加齢黄斑変性の予防に繋がることが分かってきました。


   では、どうすればこれらの色素を増やすことが出来るでしょう。困ったことにこの色素は体内で合成することが出来ないので、食品から摂取必要があります。ルテインは、ほうれん草、ケール、ブロッコリーなどの緑黄野菜、卵の黄身などに含まれます。またゼアキサンチンはトウモロコシ、オレンジなどに多く含まれ、脂質と一緒に食べると身体への吸収が高まります。


   またイワシ、ブリ、サンマ、サバなどの青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)は、視細胞の再生や網膜の機能維持に重要で、視力維持と改善が期待できます。これらの積極的な摂取を心がけたいものです。一方、喫煙は光ストレスを助長し、慢性の炎症を起こすことで加齢黄斑変性を誘発しますので、禁煙も予防効果があります。


ダイエットクッキー

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