2012年12月14日号

冬の嵐


「小春(こはる)」という言い方がある。初冬の、穏(おだ)やかで暖かい春のような日和が続く頃を言うのだそうだけど、厳しい寒さに閉じ込められる冬本番を前に、心が晴れ晴れと広がる気がして、好きな言葉になっている。そんな小春の頃なのに、今年はうららかな「小春日和」が少なくて、11月下旬から“冬の嵐”が続いている。


   シベリアから南下する寒気団と南から吹き込む暖気団が衝突して発生する「爆弾低気圧」が次々と道内を襲い、暴風雪・雨・雷…時には竜巻注意報が出されるほどに、初冬の天気は乱れて荒れた。最大瞬間風速39・7メートル(11月27日室蘭)という猛烈な強風に送電線の鉄塔が倒壊、室蘭や登別周辺の5万6000戸が数日間にわたって停電したのをはじめ、各地で雪害による停電が相次いでいる。


   「停電したらどうしたらいいんだ?」…世間話もそんな内容になった。「(電気を使わない)石油ストーブ必要かなぁ」「炭で火鉢か?」「煮炊きにはカセットコンロがある」「ロウソクあったかな」「マッチ、ライターがない家も多いと思う」「使い捨てカイロも買い込んでおけば助かる。普段は布団の中に入れて湯たんぽ代わりに使っているしね。あれ、いいよ」……北海道の冬は、時に命がけだから、いざという時のわが家の準備をあれやこれやと思いめぐらしたという人が多い。


   「何もこんな時に選挙をしなくても…」とぼやいたおばあちゃんがいた。気持ちがわかる気もする…。政党数を見て驚いた。14も15もある。本当かどうかわからないことを言い立てて、入り乱れての足の引っ張り合い。冬の嵐さながらの荒れようだ。マスコミなんかに踊らされないで、自分で冷静に選ぶしかない…12月16日・投票日。


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