2012年12月14日号

目の病気を年のせいにしていませんか?⑦白内障との向き合い方


①強い紫外線は避けるべし! 白内障の原因はさまざまですが、加齢性白内障は太陽光を子供の頃から浴び続けることによる水晶体への紫外線吸収が一因になっています。目の正面から入る光のみならず、周辺から入る光も問題です。太陽光は頭上方向から目に入りますが、高度(太陽と目の成す角度)が異なるアイスランド、シンガポールおよび日本で行われた白内障調査では、水晶体の混濁部位が国により異なっていたそうです。北海道では、冬場には雪からの反射も影響する可能性があります。スキーなどのウィンタースポーツには紫外線よけのサングラスや紫外線カットのコンタクトレンズを装用するのが白内障予防に良いかもしれません。喫煙は白内障の危険因子で、鉄やカドミウムが水晶体のタンパク質を変性させて白内障を惹起するそうです。飲酒は、適量(ビール350ml,ワイン120ml、蒸留酒45ml)なら予防効果があるようですが、それ以上は白内障の遠因になります。無論、たばこと酒の併飲は厳禁です。


   ②目薬は効くの? 白内障治療のために何年も点眼を続けていると、つい本当に効くのかと疑心暗鬼になることもあると思います。でもご安心下さい。最近、初期白内障への点眼治療は進行を遅らせる、という研究結果が報告されています。


   ③視力がいいのに白内障手術 視力が良好でも白内障の手術は必要なのでしょうか。現在視力検査は最良の環境下で行われていますが、厳しい環境にある現実とはかけ離れた測定方法です。60歳を過ぎ白内障が現れてくると、視力が1・0でも動いているものを認識する能力(動体視力)や薄暗い所でものを見分ける能力(コントラスト視力)が急激に低下します。こうなるとクルマの運転で事故を起こす危険が高まります。しかし、白内障手術を行うことで動体視力やコントラスト視力を回復させることが出来るのです。今や90歳を超えて日帰り白内障手術を受けられる方は珍しくありません。


カニ

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