2013年01月01日号

年賀状


毎年12月師走になると、年賀状のことが気になってくる。若い時は、久しく交流の途絶えた友人に近況を伝える有力な手段で、活き活きとして年賀状を書き、正月に知人から届く年賀状で過ぎし日を思い出す楽しみがあったが、途絶期間が長くなるに連れて疎遠になったり、本人や近親が他界したりして喪中の葉書が送られてきて、徐々に年賀状の枚数が減ってくるのは寂しいものだ。


   例年だと、妻が簡単に年賀状を作成できる年賀状素材集なる書籍を何冊も買ってきて、「私はシンプルなこのデザイン、あなたはいつも、ドギツイものだけど、今年はすっきりした趣味の良いものにしなさい」などと指導を受ける。だが、今年は妻も齢を重ねたせいなのか、購入した本は一冊のみで、うるさい指導もない。


   年賀状は新年に届けられる葉書で、旧年中の厚誼への感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する気持ちを、親しい相手へ伝えるもの。明治維新以後に郵便制度が確立して、徐々に書状による挨拶が一般化して現在の年賀状に至ったようだ。戦後の昭和24年に初めて『お年玉付き年賀はがき』が発行されるようになり、手書きのユニークな年賀状が話題となった。しかし、最近ではパソコンの普及によって、パソコンで作成された年賀状が増えている。


   億劫になっている気持ちを奮い立たせ、年賀状の作成に挑んだ。裏面の文面だが、シンプルな画像を基調としたデザインを選んだが、賀詞をどうするか悩んだ。昔ながらの「謹賀新年」とか「恭賀新年」、「新春」「迎春」にするのかだ。最近は「笑門来福」というのも流行っているらしい。物の本によると、二字熟語の賀詞は、目上の人やお世話になった人に対しては失礼になると記載されている。悩んだ末に今年の賀詞は一字の『夢』を選択した。年齢を重ねるに連れて薄れていく『夢』だが、ここで再び現実に戻して日常診療に活かす年でありたいと思う!


microSD 8GB

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