2013年02月01日号

インフルエンザ余話


いよいよインフルエンザの本格的な流行期が始まる。この時期には、当クリニックを初めて受診する患者さんが増え、いろいろな場面に遭遇する。「そちらでインフルエンザの検査をできるのか?」「疑わしい患者を隔離する部屋はあるのか?」との電話があって、30歳代半ばと思われる女性が来院した。初診時の症状などを記載してもらっている予診票も「インフルエンザの検査をして欲しいだけ」と言って無視。


   診察室に入って問診を始めた。どのような自覚症状があるのか、発熱は何時からかを尋ねても、「それはかかりつけの医者に言ってある」と。「そこが休診のため、ここでインフルエンザの検査をしてもらえと言われたから来た」とだけ。このような患者さんに何を言っても埒が明かない…鼻粘膜から検体を採取して検査…A型陽性でその旨を告げた。結果を聞くや否やいきなり立ち上がり、無言で診察室を出て行った。唖然…。


   インフルエンザはウイルスによる季節性の感染症…高熱、節々の痛み、高度の倦怠感などを主症状とし、咽頭痛や鼻水、咳などの症状も伴うことが多い病気。感染力が強いため学校保健法施行規則で発病から5日間、解熱してから2日間の休校が義務付けられ、一般の人にも同様に指導している。ところが、薬用石鹸のメーカーのアンケート調査によると、この指示を守っている人は7割弱のみ。


   ところで先ほどの患者さんだが、会計の時にも「私は診察を頼んでもいない。検査だけを受けに来たのだから、検査料だけ払う」と居直ったそうだ。受付スタッフが気をきかして「それじゃ健康保険の適応になりませんので、一般料金でいただきます。1万5000円になりますが」と言ったら、最初の保険適応の請求額1000円ほどを払い、くしゃみをして、スタッフにたっぷりとシブキをかけて帰ったそうだ。でも…彼女、インフルエンザの治療はどうしたのだろう?


家電・AV・カメラ

トラックバックURL:

« 暦の春 | TOP | 冬の遊び »

[PR]SEO対策済みテンプレート