2013年08月30日号

レーシック術後のまつげ育毛剤使用はバツ


肌を白くしたい一心で美白化粧品を使った女性の顔や手足に白くまだらな斑点が出来るという痛ましい事故が起こりました。製造元のカネボウの対応が遅れ多数の被害者を出したことが、大問題になっています。


   美意識の強い女性の中には、化粧品のみならずまつげ美容や、メガネ・コンタクトレンズがいらなくなる角膜矯正術(レーシック手術)に強い関心を持っている方も多いでしょう。先日の眼科講演会で「レーシック術後にまつげ育毛剤を使うと角膜変形の危険性が増す可能性がある」と言う、気になる話がありました。


   まつげは、女性の魅力を高める大切なポイントの一つで、美しいまつげを身につけようとさまざまな工夫がなされています。マスカラや付けまつげもその一つで、まつげを長く見せたりボリュームアップができます。しかし、一歩使い方を誤るとマスカラや付けまつげの糊が原因となり、まぶたや目に炎症を起こし、悪くすると角膜を傷つけます。最近まつげ自身を長くする育毛剤・美容液があると聞きました。これにはプロスタマイド系の薬剤入りのまつげ育毛剤(ルミガン、ケアプロスト、ラティース)とそれを含まないまつげ美容液(プレミアムアイラッシュエッセンス、リバイタラッシュ)があります。


   今回の問題は、プロスタマイド系のまつげ育毛剤です。この薬は緑内障治療の点眼薬として使用されていますが、点眼液が目の周りに付着すると皮膚の色素沈着、まつげが長くなる、などの副作用が現れます。この副作用を逆手に取ったのがまつげ育毛剤なのです。この薬は健康な角膜には何の危害も加えませんが、障害のある角膜に点眼すると角膜が軟化・変形する可能性があるとのことです。なぜこのような変化が角膜に現れるのかは現在研究中です。きれいになりたいという思いが裏目に出たらカネボウの二の舞になります。とりあえず角膜に傷を付けるレーシック手術を受けたら、まつげ育毛剤の使用を控えるのが賢明な策でしょう。


ICレコーダー キュリオム

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