2013年09月06日号

お風呂屋さんで…


仕事を終えて、週に2、3度、近くの温泉風呂に行くのが、ここ10年来の変わらぬ楽しみになっている。以前は隣町まで行っていたのだが、同じ町に大きなのができて深夜まで開いているものだから、ついつい遅くまでやっている近くの温泉銭湯に行くことが増えている。


   服を脱いでまずは体重計に乗る。2日3日で1kgも増えたりしていれば、かなり深刻になる。「あの時食い過ぎたのが原因だ」などと自省しながら、浴室に向かう。一応、前は隠す。これ見よがしに開陳して闊歩する人もいるが、人目には迷惑になる場合が多いと思う。先日は巨大な腹の肉の段々にタオルを挟んで前を隠し、両手を振って歩いている人がいてびっくりした。髪がない分だけ洗髪の苦労がないから楽で、これはご先祖様に感謝…。顔の延長で“洗頭”すればよい。洗い場で時おり後ろや横からシャワーの飛沫がかかるが、自分のも飛びはねて迷惑をかけているかも知れないから、お互いさまの気持ちで我慢する。


   湯船に入る時は、江戸の湯屋の気分。「ヘイ、汚れもんでございます」…身を小さくしてしずしずと奥に進む。混んでいる時、奥が空いているのに入り口にずらりと並んで浸(つ)かっている人たちがいるけれど、あれは困りもんだ。ほぼ10分、頭から汗がふき出して来たらあがり時。体を拭いて、また体重計に乗る。風呂上りはだいたい300gほど減っている。いつものことなのに、何だかうれしい。


   銭湯を出る時、いつも気になることがある。玄関で靴やサンダル、ブーツなんかも土間床に放り投げるように置いて履(は)いて帰る人が多いのだ。女も男も、子供を連れた親も平気で放る。子供も放る。ボンボンと、ひどいのになると腰の高さから放る。この前は、靴を脱ぐのにかがんだら、すぐ横にドンと靴が落ちてきた。バッとほこりが立って、驚いて見上げたら、妙齢の“美人”が平然と立っていた。恐ろしい世の中になったもんだと、あ然として後姿を見送った。


   銭湯を出て、なぜか必ず空を見上げる。月が出ていれば夏でも冬でもさわやかさはひとしおだ。ちょっと幸せな気分になる…。


ウォークマン Sシリーズ

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