2013年12月13日号

白内障術後のあれこれ


 白内障手術は年間およそ120万件、新たな人生を歩むための通過点になっています。白内障は水晶体(目のレンズ)の混濁で、これを取り除き透明な人工レンズを入れることにより、視力をはじめ眼機能を向上させるのが白内障手術です(日本眼科医会/目と健康48)。


 ①人工レンズの度数選び 人工レンズは、若い人の水晶体のように自在にピントを合わせる機能がありません。車の運転やゴルフなど遠方を見る機会の多い人は遠くにピントを合せた人工レンズを入れ、近くは老眼鏡で補います。読書や手仕事の多い人は近くにピントを合わせ、遠くを見るときは遠用眼鏡を使います。


 ②術後の見え方


 (a)まぶしい/手術翌日に眼帯を始めて取ると、眩しいと感じることがあります。水晶体の混濁がなくなり目の中に光が手術前より多く入るからです。でもご安心下さい。時間が経つと慣れて眩しさは感じなくなります。とは言え雪のキラキラ反射や夏の強い日差しは眩しいもの、必要に応じてサングラスを使用して下さい。


 (b)ものが青みを帯びてみえる/白内障があると黄色みを帯びた光は目に沢山入りますが、青みの光は濁りで抑制されます。術後は抑制がなくなるので青みの光が眼により多く入るようになり視野全体が青っぽく見えますが、やがて自然に戻ります。

 (c)黒いものが現れた/小さなたくさんのつぶつぶや黒い虫のようなもの(飛蚊症)が術後1~2週間経過で現れてきます。このつぶつぶは術後炎症のためで術後必発の症状ですが、炎症が減少すると治ります。一方、大きな蚊のような浮遊物は白内障のため気がつかなかった硝子体混濁が、術後に分かるからです。


 (d)視野の周囲に幕が現れる/光が目の中に入る際に眼内レンズの周囲に光が反射して出来る現象です。三日月型や雲の様な形が一時的に現れますが、次第に気にならなくなります。以上が眼内レンズ術後に起こりやすい視覚の変化ですが、日常生活ではほとんど問題ありませんのでご安心を。


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