2014年03月07日号

サラリーマン川柳


 第一生命が毎年行っているサラリーマン川柳のベスト10を競う投票が今日からインターネットで始まった。さっそくホームページを開いて候補に挙がっている傑作100を見たが、なかなかの傑作が揃っている。私の独断と偏見によって印象に残ったものをいくつか取り上げてみよう。


 《同窓会 食後のくすりに 花が咲く》…中高年を迎えてからの同窓会、食事を終えるとそれぞれ手持ちのバッグからごそごそと取り出した薬を飲み始める。やがて「俺は糖尿病と高血圧」とか「お前はたった3種類か、俺は10錠もあるんだ」と、病気自慢?や服薬数自慢?に花が咲き、健康で服薬の必要のない人は、かえって肩身が狭くなる。私が出席する大学の同期会は医者ばかりなのでこれはないが、《何歳に 見えるか競う クラス会》ならば十分にありえる。大学入学時には紅顔の美少年だったヤツが禿茶瓶の好々爺というのは珍しくない。


 川柳の楽しさは、展開の意外さ、皮肉や毒を含んだ一言、世相に対する揶揄などだと思う。《妊婦かな 席を譲って 怒られる》…これは最後の句を「睨まれる」にした方がありそうな風景だが、近ごろは席を譲られる立場になった私。「優先席に座る権利を持つ十分な年齢」と妻は言うが、《えっ!わ・た・し? 席を譲られ 聞き返し》と年齢の自覚欠如、帰宅して鏡に映る自分を見て納得。


 《サラ川が 始まり覚える 流行語》の一句は実感を覚える。テレビをあまり見ない私にも、某予備校の講師がCMで「いつやるの?…今でしょ!」くらいは分かる。《誰やるの? 炊事洗濯 僕でしょう》と。《いつやるの? 聞けば言い訳 倍返し》とか《倍返し! 言えずに今日も おもてなし》などと2つの流行語を上手に組み合わせた優れものもある。3万3千句以上もあった応募作の中から選ばれたものだが、人気投票は3月19日まで続き、5月下旬にベスト10が発表されるそうだ。


上戸彩 CD

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