2014年04月18日号

春のお楽しみ


 札幌は4月7日、江別は8日に積雪ゼロになったという。どちらも昨年より5日ほど早い“春”。花見も昨年よりは1週間ほど早まりそうだ。日本気象協会が先頃発表した桜開花予想では、桜前線は4月30日頃に津軽海峡を越え、北海道上陸は5月初め。連休後半には何とか花見に間に合うかも知れない。


 松前、函館、江差など道南では5月1日~3日に開花(標本木で5~6輪以上の花が咲いた最初の日=気象協会)し、5~6日に満開日(標本木で80%以上のつぼみが開いた最初の日=同)を迎えて、札幌周辺や帯広あたりは5月4日に開花して、7~8日頃に満開になりそうだという。4月に入ってオホーツク海側などで大雪となるなど寒の戻りに見舞われたものの、4月半ばからは暖かい日が増える見込みだそうで、道内の桜前線の移動は、寒かった昨年よりは1週間から10日早いけれども、各地ともほぼ平年並みと予想されている。桜前線の終着は、記録的に雪が多かった根室で、開花日は5月18日、満開日は24日…の予想。


 桜の花便りとともに、春を迎えてうれしいのは、野や山の(時には海辺の)山菜と春の花々…。野の雪がなくなれば、その上を吹き渡る風は柔らかに暖かみを増す。そんなそよ風が頬をなでる野原や土手で、春の菜を摘(つ)むひとときは、散歩人の場合は祖母の後ろにくっついて、菜摘みに歩いた幼いころの思い出が重なって、心に思うだけでも気持ちがふっとほどけてゆく気がする。山の菜、野の菜、道端の菜まで、食べることができる野草は思っている以上に多い。例えば、ほんの身近に生えているものを思い出してみても、ふきのとう、ツクシ、ギシギシの若葉、カンゾウ、よもぎ、タンポポ、なずな、スカンポ、ハコベ、オオバコ、エゾエンゴサク、ノビル、シャク、アカザ、あざみ、シロツメクサ(クローバー)……と、これでもまだほんの一部だが、全部食べられる。それがみな、飢えに苦しんだ時代の、命のかかったぎりぎりの生活の記憶をひそめて今に伝わっている。そう思うと、野や道端の野草が何だか愛おしく思えてくる。


 桜はまだだけど、野の菜摘みはもうどこでもできる。ぽかぽか陽気に誘われて、まだまだ知らない野草が多いからハンドブックを携えて、ちょっと出かけてみよう…。


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