2014年05月16日号

花粉症について


 今は、シラカバ花粉症の最盛期です。今年は4月の下旬に暖かい日が多かったせいか、シラカバ花粉の飛散開始が早く4月下旬には飛散し始め飛散量も例年より多いようです。例年より症状が強く出て、つらい思いをされている方も多いことでしょう。シラカバ花粉症は大体5月いっぱいでおさまるので、症状が出てしまっている方は、耳鼻科で早く治療を受けたほうがよいでしょう。


 シラカバ花粉症がおさまると、今度はイネ科の植物の花粉症が始まります。イネ科の植物は誰もが見たことのある雑草です。カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリといった本来は、ヨーロッパ原産の牧草が野生化して、どこの草地にもあるものです。イネ科の花粉症は6月、7月に症状が出ますが、8月に入るころには落ち着きます。8月は花粉症は、あまりありませんが、9月に入るころから、ヨモギ、ブタクサ、セイタカアワダチソウといったキク科の雑草の花粉症が始まり10月いっぱい続きます。


 花粉症は、一年中続くアレルギー性鼻炎と違って一時期のことですので、その時期だけ薬を飲むといった治療でも良いでしょう。今は眠気の出ないような薬や鼻閉にもよく効く薬など、良い薬がいろいろ出ています。


 このように、春はシラカバ(スギの木は、道南の一部にあるだけなので、スギ花粉症は北海道では、ほとんどありません)、夏はイネ科、秋はキク科というのがほとんどですが、その他の植物の花粉症も数は少なくともあります。実際、タンポポの花粉症の方もいますし、ニセアカシアの花粉症の方もいます。これらは風媒花といって、風によって花粉を飛ばし受粉するという植物です。きれいな花を咲かせ蜜によって虫を集め、虫の体に花粉がついて、他の花と受粉する虫媒花はあまり花粉症を起こしません。北海道の春から秋は本州に比べて快適な季節です。花粉症で苦しむことなく北海道の夏を楽しみましょう。


 はらだクリニック 原田克己院長


 はらだクリニック/江別市大麻ひかり町32―1【TEL】388―3333。


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