2014年07月18日号

血圧の基準は変わっていない!


 血圧基準値は140/90。変わっていません。人間ドック学会が、他の学会に相談もなく基準案をマスコミに流し、あげくに「高血圧なんて気にしなくて良い」など週刊誌に色々な記事が出ました。しかし、人間ドック学会も、基準を変えた訳ではないとホームページに書いてます。


 血圧はたえず変わるもの、年に1回の血圧で評価しようとすることに問題があるのに、少し高いことで高血圧と診断すると言いすぎだから高くても良いことにしよう…おかしな話でした。大切なことは、基準を変えることではなく、自分の検査値や血圧値が、自分にふさわしいか、将来あるいは今危険であるかです。緊張やイライラで血圧は上がります。だから健診の時には血圧が高めに出やすいのですが、本当に毎日140以上もある人を「あなたも緊張して高いんだから大丈夫」と放置して良いでしょうか?その人の親や親戚がみんな60歳程度で脳卒中という家系だったらどうします?血圧が高い人は、キチンと診療を受けるべきです。


 週刊誌に登場する「権威」「名医」の多くが、実は健康雑誌の常連です。実際に患者さんを診療しない、理論だけの「教授」も多いです。血圧を気にしなくて良いなら、健康雑誌でなぜ血圧の特集をするのですか?「血圧など測るな」と言えば済む話です。多くの健康雑誌は、薬は身体に悪いからなるべく飲まないほうが良い、健康食品やサプリメントの方が良いと書き、雑誌の関連会社が通販で健康食品を売るようになっています。


 血圧が難しいのは、変化する数値をどう評価するかです。心電図や心エコーで肥大の状況を見たり、血液・尿検査などで腎臓への負担を見たりして、血圧がすでに悪さをしているかを調べることは大切です。また、本当に血圧がいつも高いのか、携帯型血圧計を用いて活動時から睡眠中までの血圧を見ることで1日にして血圧の現状を評価することもできます。変化が不安なら自己判断せずに専門医に相談してください。


 新札幌駅前内科循環器 増田敦 院長


 新札幌駅前内科循環器/厚別中央2条5丁目3―40【TEL】801―1000。


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