2014年08月01日号

虫たちの季節


 7月11日の昼、エゾゼミが鳴くのを今年初めて聞いた。ジージーと鳴く夏のセミだ。ところがそれ以来、暑さは十分なのに遠慮がちに鳴いているのが時折り聞こえるだけで、少なくとも街中の木立からは、降りしきるようなセミしぐれというのが聞こえてこない。気になって野幌森林公園の自然ふれあい交流館に聞いてみたら「森ではちゃんと鳴いてますよ」。何だかホッとした…。


 気のせいか今年は虫がずいぶん少ない感じがしている。街灯なんかの明りに群れて飛び回っている虫の影が見えないのだ。でも「森ではチョウ類はいつもより多いですよ。ただ、虻(あぶ)が少ないですね」(同)。蚊も少なくて、雨が少ないせいかと素人考えをしているが、夜寝てから暗闇をプーンと飛ぶ蚊に「ちゃんと一晩中悩まされました!」と言う人もいた。あの何とも忌々(いまいま)しい闇の蚊が出現するのは、これからが本番なのかも知れない。


 札幌市保健所は昨年も大量発生したマイマイガ類をはじめ、今年は大中小さまざまな大きさの蛾の幼虫が確認されていると大量発生の注意を呼び掛けている。通常なら8月上・中旬頃に孵化(うか)後1~2週間で死んでしまうのが、長引く可能性があるという。やはりこれからか…。


 虫といえば、東京で暮らす娘から「部屋にヤモリが住み着いて、虫を食べてくれるし、家を守ってくれそうで可愛いよ」と電話があった。腹が赤い水辺のイモリ(両生類で井守と書く)じゃなくて、ヤモリ(ハ虫類で守宮と書く)なのだという。それを聞いた家人は気持ち悪いと怒るし、アブノーマルな方向にでも歩み出したかと心配になったのだが、「ヤモリいいな。あの小さい手は本当に可愛いんですよ」と会社の女性スタッフ。ハ虫類は人気なのだとか。う~む、若い娘の趣味がわからん…と戸惑ったが、「“タモリ”みたいのでなくてよかったか…」と思い直した。


セットコンポ

トラックバックURL:

« 貧しさの、その先には・・・ | TOP | 脱水症と経口補水液(ORS) »

[PR]SEO対策済みテンプレート