2014年08月08日号

青空と森林火災


 8月に入っての初めての土曜日、また今日も暑いな、30度越えかと思いつつ空を見上げたら、少しは青空らしくなった夏空が広がっていて、「お、今日は“青空度”が高いぞ」なんて独り言を言いながら、ちょっといい気分で仕事場に向かった。このところ、晴れてお日様が照っているのに、空に白っぽく薄い膜が1枚かかっている感じで、すっきりした青空が見えない日々が続いていた。そんな空の感じを独り勝手に“青空度”と呼んでその度合いを気にしていた。7月下旬に入ってからそんな日が増え、街路の向こうや数十m離れた木立さえも白っぽく霞(かすみ)がかかったようになる日が何日かあった。曇りの日には雲の下に靄(もや)が立ち込めたようになって特にひどい。「キナ臭いニオイ」を感じたという人も多く、時には喉がいがらっぽくて痛みすら出たりした。


 7月25日午後、空気中の微粒子が靄のように立ち込めて視界が10km未満になる「煙霧(えんむ)」が全道各地で観測された。それに伴い、呼吸器系など健康に影響を及ぼす微小粒子状物質《PM2・5》の濃度が急上昇。札幌市ではこの日午後4時に、観測開始以来最高の1立方メートル当たり155マイクログラムを記録し(7月26日付け北海道新聞朝刊)、翌26日も、午前中は曇り空の下に濃度が上がった。その後、雨と風でPM2・5自体は平年並み(1日平均5~20マイクログラム)に落ち着いたものの、29日、30日と再び上昇気味で、晴れても霞がかかった空が広がっていたのだった。


 原因を気象台に聞いたら「東シベリアの森林火災の煙が偏西風に乗って、道内に流れてきた影響とみている」と言う。ロシア極東・サハ共和国南西部の数十ヵ所での森林火災は、8月2日現在いまだに延焼中。ロシアの森林火災は毎年のように発生するが、その煙が2000~3000kmの距離を風に乗ってやってくる。地球の営みの壮大さというか、空恐ろしさというか…。


 涼風が吹いて、8月7日は立秋。ここいら辺では星まつりの「七夕」だ。きれいな空に戻って欲しい。


フルーツ 福袋

トラックバックURL:

« 脱水症と経口補水液(ORS) | TOP | 透明は角膜のいのち③角膜上皮の防衛機能 »

[PR]SEO対策済みテンプレート