2014年10月03日号

医療通訳=エスニコ


 ある日、日本人と変わりのない風情の女性が受付を訪れた。患者さんの少ない時間帯だったので、診察室まで受付でのやり取りが聞こえてきた。「コフ、コフ」と言っている…受付にいた妻が、どうやら咳、英語でcoughと訴えているらしいことに気づいたが、保険証の提示をお願いしようにも、保険証の英語訳が分からない。受付のM女史が気を利かせてインターネットでhealth insurance cardと分かり、何となく受付が終了した。


 診察室に入ってもらい、詳しく話を伺うと…といっても私も片言の英語なのだ…風邪らしい訴えはなく、胸焼けや呑酸などによる噎(む)せ込みということがわかった。彼女は近所のジムで体操を教えているとのことだが、日本語は勉強中…ジムに通っている患者さんのNご夫妻の紹介で来院したそうだ。


 クリニックには他にも外国人がたびたび来院するが、みな片言の日本語が喋れる。この話を妻が、私の妹が嫁いでいる脳外科のE先生の妹に話したところ、NPO法人のエスニコを紹介してくれた。日本語に不自由な外国人でも同等の医療を受けることができるようにサポートする活動をしている。さっそく連絡を取って、スタッフが医療機関での外国人とのコミュニケーションを可能とする講習を受けることにした。隣接する薬局のスタッフにも声をかけたところ…薬局ではより詳しい服薬指導が必要なので、やる気マンマン。


 考えてみると、地球のグローバル化が進み、40年以上前にオリンピック冬季大会を開催し、再度立候補しようとしている札幌なのだから、こうしたNPO法人の活動を支援する必要があると思う。エスニコは英語ばかりではなくインドネシア語やベトナム語にも対応したボランティアの養成なども企画し、http://www.ngos25.orgというホームページを開設している。もっと詳しく知りたい方は連絡ください!


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