2015年01月30日号

雪の下には春・・・


 大寒入りした途端の冬嵐。1月20日、朝方はおだやかな空だったのが、8時を過ぎた頃から折からの強風で猛吹雪に変わり、江別などでは前も後ろも右も左も真っ白のホワイトアウトで、少なくとも午前中は外に出るに出られない、車で走るにもどこが道路かわからない…厚別など札幌も午前中だけで20~30cmの積雪となる、そんな大荒れの天気が夕刻まで続いた。


 とはいえ、翌21日には暖かく晴れ上がって冬うらら…。その後も過ごしやすい天気が続いている。少なくとも江別・厚別のこの付近は、この冬はどちらかといえばおだやかな日が多い。「このままっていうことはないさ。2月だ、2月…」などと、みんな長年の経験から気を緩(ゆる)めてはいないけれど…。雪投げの大変さは若いうちなら無理は利いても、年が行くほどに身体のあちこちから悲鳴が上がる。体中に膏薬(こうやく=湿布薬やら消炎剤)を貼って何とかしのいでいるのはみんな同じようで、風呂屋で背中の膏薬をはがし忘れて体を洗っている人を見かけて、自分にも何度か経験があるものだから可笑(おか)しくなった。


 飲み屋さんで「乙女の姿 しばしとどめん」(百人一首・僧正遍昭の歌)なんて口ずさむお客さんがいた。70代ほどの年恰好の男性だったが、昔の冬は結構かるた遊びをしたという話だった。北海道で多いのは、木札を使い小倉(おぐら)百人一首の下の句だけを読み取り合う「下の句かるた」。和歌の意味など分からなくても、子供も盛んに遊んだという。正月から庶民一般の冬の楽しみで、昔はそんな遊びから知らず知らずに詩心が育ったのかも知れない。「これからの時期は堅雪(かたゆき)になって…」と、厳しい冬を遊び乗り越える話は続いた。


 もう少しで、暦の上では2月4日「立春」を迎える。雪の下では“春”が芽吹き始める…。


ダイエットクッキー

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