2015年02月20日号

「氷結路面」に対策を


 楽しみにしていた各地の冬まつりが時ならぬ雨にすっかりたたられてしまった2月8日の日曜日。この季節にしては結構強い雨が終日降り続いたから、雪まつりでは雪像や氷像なんかもとけるし、雪遊びの子供たちも濡れてかわいそうだったと、やはりずぶ濡れで会場に詰めていた催しのスタッフがしょげていた。


 一転して、翌日からはからりと晴れた青空。…なのに、今度は強い寒気で気温が下がり、10日などは昼の日差しになっても零下4~5度のまま。夜には零下10度にも下がり、除雪が進んだ幹線道路の車道はアスファルトも出ていたのに、その歩道や一歩裏に入れば、雨で一度とけた雪道がカチカチに凍ったツルツル路面、しかもそれがデコボコになっているものだから、怖くて歩くに歩けない。すべって転倒する場面があちらこちらで見られ、足がすくんで立ち往生する女性や年配者の姿もあった。


「氷結路面」という、歩行者が被害を受けるもう一つの“冬季災害”が例年以上に増えた感じがする。「母が転んで手首を折って手術したんです」「父が頭を打って、脳内出血して…」――9日、10日、散歩人のまわりだけでもそんな災難を数人の知人から聞いた。転倒して骨折などのケガをした人はずいぶん多いのではないか。若いうちなら、転んでも体が柔らかく反射神経もいいから笑い話ですむのだが、年を取るにつれて、地面をとらえる足の力が弱くなり、バランスも取れなくなって、ちょっとすべるだけで転倒してしまう。しかも路面がデコボコの硬い氷。打ち所が悪ければ骨折、頭を打てば脳出血、場合によっては寝たきりなど深刻な事態に直結してしまう…。


 「私は砂かけババアで行くわよ」と、家人が威勢よく“妖怪宣言”した(「砂かけ婆」は奈良県や兵庫県に伝わる、人に砂を振りかける妖怪)。すべりそうなところにこまめに砂をまくくらいしか、個人でできるツルツル路面の防衛策がない。除排雪のあり方、砂まき…“歩行者受難”の冬対策をみんなで急がなければならないと思う。


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