2015年03月27日号

春の歌


 春彼岸を迎えるとともに、南の国からは花便り。おだやかに晴れた春分の日の朝、春霞(はるがすみ)なのだろうか、遠くの山々も、木立の向こうもおぼろげにかすんでいる。土手の雪はまだらにとけて春の日ざしをあびた枯草の乾いた香り…。もうふきのとうも頭をもたげている。あの輝くような福寿草の、黄色の絹の花がそこここで咲き出したそうな。ネコヤナギもふくらんでいるだろうか…。


 「♪どこかで春が生まれてる~、どこかで水がながれだす~/どこかで雲雀(ひばり)がないている~、どこかで芽の出る音がする~」(百田宗治作詞・草川信作曲「どこかで春が」)とか、「♪春よ来い、早く来い、あるきはじめたみいちゃんが、赤い鼻緒のじょじょはいて、おんもへ出たいと待っている」(相馬御風作詞・弘田龍太郎作曲「春よ来い」)などの春を呼ぶ歌。そして、「♪春が来た、春が来た、どこに来た。山に来た、里に来た、野にも来た」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲「春が来た」)や、「♪春の小川は、さらさら行くよ《元の歌は“流る”》。岸のすみれや、れんげの花に、すがたやさしく、色うつくしく、咲けよ咲けよと、ささやきながら《同“ささやく如く”」》作詞・作曲同)……待ち焦がれているからだろう、春の歌にはつい口ずさんでしまうものが多い。


 「すずめがなくな、いいひよりだな、うっとり、うっとりねむいな。」(金子みすゞ「春の朝」より)。ここいら辺の桜は4月末に咲くそうだ(3月20日現在の予想)。


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