2015年05月15日号

あの世離婚!?


 目の前の現実を生きるのに必死で、自分“たち”が入る墓のことなど考える余裕がなかった。50を過ぎた頃、家人がポロリと言った。「私は、海に散骨してもらうのがいいな」。そりゃわかるけど…亭主としてはちょっとばかりトホホ…な気分になったのを覚えている。


 先ごろ、第一生命経済研究所から「偕老同穴、今は昔?」という調査レポート(2014年11月調査)が発表された。「偕老同穴」(かいろうどうけつ)は中国の古代詩を集めた詩経から出た言葉で、“老いを偕(とも)にし、死んで同じ穴に葬られる”意味から、老いるまで夫婦仲むつまじく連れ添うことをいうのだそうだが、全国の60~79歳までの配偶者のいる男女600人に、【配偶者と同じお墓に入りたいか】を聞いたところ、男性の65%が「(一緒に)入りたい」と答えたのに対し、女性は44%と半数を下回った。ちょっと消極的な「まあ入りたい」が男性28%、女性36%…。60代女性では「できれば入りたくない」(12%)「入りたくない」(10%)を合わせて、22%が夫と同じ墓に入りたくないと答えたという。いわば「あの世離婚タイプ」なのだとか…。


 同じ60~70代に調査した「高齢者の夫婦関係」(男女600人)では、【配偶者を信頼しているか】の質問に、「信頼している」と答えた男性が68%なのに対し女性はわずか39%。【配偶者はあなたのことを理解しているか】では男性の50%が妻は自分を「理解している」と答えたのに対し、夫が自分を「理解している」と答えた女性はわずか20%。そして、【離婚したいと考えたことがあるか】では、女性の6%が「よく考え」、17%が「たまに考え」、49%が「かつて考えたが、最近は考えない」…。男性はというと順に2%、11%、27%…。「考えたことはない」は女性29%、男性60%で、とにかく男女差が際立った。


 トホホ…。


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