2015年06月12日号

網膜剥離ってどんな病気


 ①網膜剥離が心配…最近「網膜剥離」ってどんな病気ですか、「網膜剥離で失明しないかと心配で…」と、網膜剥離について聞かれる機会が増えました。どうやら今年3月に発生したドイツ格安航空会社の墜落事故の原因に、「網膜剥離」といわれた副操縦士の心身状態が関わっていたというニュースや、民主党の岡田代表が網膜剥離手術を受けたとの報道が、関心を高めたのかもしれません。


 ②網膜剥離を一口で言うと…眼内にある光を感じる膜(網膜)に穴(網膜裂孔)が開き、穴を通して水分が硝子体から網膜の下に入り、網膜が後ろの網膜色素上皮層から剥がれるのが網膜剥離です。剥離した網膜は光を感じなくなるため剥離部の視野は欠損(視野欠損)し、網膜中心に広がると視力も低下(視力低下)します。網膜剥離が起こると自然に治ることはほとんど期待できず、剥離が網膜全体に広がると失明します。


 ③網膜剥離を避けたい…この病気を避けるため、成人になったら網膜に異常がないか一度検診を受けることが大切です。特に、近視が強い、網膜が薄いまたは網膜に異常があると言われたことがある、血縁者に網膜剥離や網膜裂孔で治療を受けた人がいるなどの場合です。強いてもう一つ挙げるとすれば、50歳を超えたら中等度の近視でも眼底精査をお勧めします。網膜剥離の危険性が急に高まるからです。眼底検査は散瞳剤を点眼し瞳を大きく開いた後に、網膜全体を調べる精密検査です。検査後3~4時間はまぶしく、ものはぼけて見えますので、車運転による来院は不可です。


 ④網膜剥離の前兆…もう少しせっぱ詰まった状況として、光視症(暗くて光のないはずの場所で目を動かすと、光が縦に走る)、飛蚊症(蚊のような影、黒くて小さなゴミなど)、などの症状の出現は網膜剥離の前兆かもしれません。精密眼底検査を早急に受けて下さい。


 網膜剥離の兆候として、視野狭窄、視力低下、光視症、飛蚊症の4症状をお忘れなく。


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