2015年07月24日号

目が赤い


 充血と言えば誰でもまず思い浮かぶのは結膜炎。ごくありふれた病気で軽く見られがちですが、気をつけなければならない点がいくつかあります。


 結膜は眼球表面の白い部分(強膜)やまぶた(眼瞼)の裏側を被う薄い膜で、おおまかに白目の部分を球結膜、まぶたの裏側を眼瞼結膜と分けてます。結膜の働きは、眼球運動とまばたきがスムーズに行えるよう、目の機能を維持することです。この結膜に炎症が起こった状態を結膜炎といいます。


 「結膜炎かな?」と目の異常に最初に気がつくのは、たいていは球結膜に充血が現れたときです。このときアッカンベーをして、下まぶたの結膜充血の有無も観察します。


 ①結膜炎 結膜炎で大事なことは他人にうつるか否かをまず見極めることです。(a)流行性角結膜炎…いわゆる「はやりめ」は、ウィルスが涙を介してヒトからヒトへと感染します。初期は片目の結膜全体が充血し、やがて両目になります。外見上は何となく涙っぽく見える充血が特徴です。特効薬はなく、発症して2週間は伝染力が強いので、感染対策が必要です。(b)細菌性およびアレルギー性結膜炎…この2つがいわゆる結膜炎で、結膜炎の大半を占めています。通常はヒトからヒトへの感染はありません。適切な治療を行えば後遺症を残すことなく治ります。


 ②結膜炎と紛らわしい病気 (a)球結膜下出血…周囲の白目と区別できる濃い赤色斑点が現れたら、それは白目の血管が切れて出血した球結膜下出血です。見た目は気になりますが、障害を残すことはないので心配ご無用です。(b)角膜病変と関連する充血…角膜辺縁の充血は細菌性角膜炎、アレルギー性角膜炎などによる二次的充血に注意です。(c)コンタクトレンズ…長期装用で慢性的な低酸素状態が起こり、角膜周囲がリング状に充血します。(d)眼内炎も結膜充血で初発する場合があります。


 このように充血はいろいろな眼疾患の始まりを告げる兆候で、単なる結膜炎の一症状ではありません。


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