2015年08月28日号

強度近視は近視が強いだけじゃない!①


 視力矯正に強い凹レンズが必要な屈折異常を強度近視といいます。この近視は視機能に重大な障害をもたらすことがあります。


 ①屈折異常(近視と遠視)とは ピントを調節する毛様体筋が休んだ状態で遠くを見たとき、目に入る平行光線が網膜の中心に焦点を結ぶものを正視といいます。屈折異常はない状態です。しかし大多数は網膜前方または後方に焦点を結ぶ屈折異常です。網膜手前で焦点を結ぶのが近視で、遠くはぼやけてみえても近くにハッキリみえるところ(明視点)があります。網膜後方で焦点を結ぶ遠視は、遠くも近くも鮮明にみえる所はありません。


 ②屈折異常の程度 屈折異常の程度をDiopter(D:ディオプター)というレンズ度数の単位で表します。この場合正視を0として、近視はマイナス(-)、遠視はプラス(+)で示します。近視ではマイナスが強くなるほど強い近視になります。我が国では近視の程度を0からマイナス3Dまでを軽度近視、マイナス3D以上マイナス8Dまでを中等度近視、マイナス8Dを超えるものを強度近視と分類しています。


 ③ 近視の強さと明視点 近視は手前に明視点があるので、その距離を調べるとおおよその近視の強さが分かります。たとえばマイナス3Dの近視は眼前約30cmで、マイナス8Dは眼前おおよそ12cmが明視点です。近視が強くなると、明視距離も短くなります。


 ④強度近視は普通の近視とここが違う 屈折異常になるか否かは、2枚のレンズ(角膜と水晶体)の屈折力と眼軸長(角膜頂点から黄斑部中心までの前後径)のバランスで決まります。軽度・中等度近視は、この屈折力と眼軸長のバランスの崩れが原因です。一方強度近視は、眼軸長が異常に延長(眼球が拡大)し、網膜中心が焦点位置より大幅に後方に移動した結果です。このような眼球の形態的変化は、超音波やMRIで後部ぶどう腫として観察され、重篤な視機能障害の原因となります。


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