2015年09月11日号

あなたはどっち…スポーツの秋?メタボの秋?


 北海道と思われないような蒸し暑い日々が過ぎますと秋です。そして、冬はもうそこまでやってきます。今は、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋…。


 哺乳類(私たちも含まれます)は、この時期冬に備えて身体に栄養を蓄えます。いわゆる天高く馬肥ゆる秋。人が太ればメタボの秋です。メタボとは、運動による消費より食べた栄養が多すぎて内臓脂肪がつき、糖、脂肪、血圧が上がる状況です。結果として、動脈硬化(血管の老化現象)が早く進み、脳卒中や心筋梗塞、腎不全のもとになるわけです。動脈硬化予防には、糖尿病、脂質異常症、高血圧の治療が必要です。


 他の生き物と違い、我々は冬でもお金で買えば食べ物がたくさん手に入りますから、すぐに栄養過剰になってしまいます。血糖や中性脂肪が高いのは「栄養過剰」と理解できますが、血圧は栄養とどんな関係でしょうか?答えは「塩分」です。炭水化物(血糖の材料)の米・麺・パスタにはおかず・味付けに塩分がなければ美味しくありません。揚げ物、炒め物に油を使ったら、塩、ショウユ、ソースなど味付けが必要です。食べ物すべてについてくるものが塩分なのです。


 暑い夏には、多少食べ過ぎても汗をかいて塩が抜けるので、意外に血圧は上がりません。逆に脱水状態で塩も足りなくなって血圧の下がり過ぎで、ふらついた人もいるのではないでしょうか?ところが、秋になり汗が少なくなると、塩が溜まって血圧も上がりやすくなります。高齢者、親兄弟に高血圧のいる家系の人や、太った人に、塩分貯留傾向が強くみられます。


 さて、夏に汗をかくからと身体を動かさずに冷たいジュースやアイスに果物と、夏バテどころか夏太りした人は、この後の食欲の秋にメタボが悪くなります。血糖値が上がり、中性脂肪が増え、血圧も上がります。予防策は、減塩と減量、そして運動をして汗をかくことですね。太り気味の人、血圧が高めになってきた人は、内科や循環器での早めのチェックが必要ですね。


 新札幌駅前内科循環器 増田敦 院長


 新札幌駅前内科循環器/厚別中央2条5丁目3―40【TEL】801―1000。


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